今更だけどオレだってやるんだぜ!2008年上半期によく聴いた新譜ベスト5+αでございます。
1位「Magnificent Fiend」Howlin Rain
相も変わらずドゥームとストーナー近辺をねちねちとつついていた2008年上半期。同時にアメリカーナを開拓していたりもしたのですが、そんな両ジャンルがゆるい円を描いて繋がる地点がHowlin Rainの新譜だった。内容については言うまでもなく、演奏も素晴らしいのですが、特筆すべきはボーカルの魅力。Comets on fireは各パートのアクが強過ぎて、下手すれば埋もれがちだったイーサン・ミラーのボーカリストとしての底力を味わえる一枚。
2位「Don Juan Matus」Don Juan Matus
ペルーよりの刺客。ドゥーム/ストーナー界隈のバンドが好む要素をいっしょくたに煮込んで巻き舌で歌うバンド。サイケだったりフォーク寄りだったりどろどろのドゥームだったりハードロックだったりと超ハイブリッド。でも、ジャンルなんて関係ないよ、とか新しいロックをやるんだ、という無駄に高尚げな姿勢はまるでないのが素晴らしい。やりたいようにジャンルに拘泥しながらボンクラっぽい音を奏でている意識の低さが最高でした。
3位「The Band of Heathens」The Band of Heathens
BOH、3枚目のアルバムにして初のスタジオ盤。まだまだ不勉強なので、人脈の凄さやらなにやらについて言えること少ないのが歯がゆい!ルーツロックの見本のような内容でありながら、ただ懐古趣味的でなく、それでいて今時のカントリー寄りのロックなんかともまるで違う、別次元のアメリカンロック。
4位「Loaded」The Waybacks
もういっちょ、今度はブルーグラス/ジャムグラス系から。もちろんヨンダ―マウンテンやレイルロードアースなんかも聴いたのですが、The Waybacksの引き出しの多さと、その多様性に引きずられることの無いジャムバンドとしての確かな演奏力に惚れた。出来ればこの辺でスタジオ盤ではなくライブ音源をリリースして欲しい。そっちの方が断然聴きたい…と思わせるのは良いバンドな証拠です。
5位「IDOLUM」Ufomammut
イタリアの暗部。いや、ダリオ・アルジェントなんかがいる時点でイタリアってかなりアレなんじゃないかと思いますが、Ufomammutの暗黒っぷりは新譜で最高レベルに達してしまいました。このごろ流行のアンビエントドローンだとかポストロックっぽいメタルのようなハイソな感じの一切感じられない、ぐずぐず感と廃人っぽさが私の耳にも優しい圧殺ドゥーム。最高です!
あんど、ぷらすα
新人賞:Birds of Maya「Vol.1」
通勤に最適賞:Roky Erickson & the Explosives「Halloween」
就職したはいいけど勤労意欲を削ぐよね賞:Acrimony
お世辞抜きで最高っす賞:知人のくれたデモ音源
とりあえず下半期一発目はAtomic Bitchwaxの「4」に期待。リミテッド盤を注文中です。