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Fu Manchu「California Crossing」

posted at : 2009-01-28 (Wed)

California CrossingCalifornia Crossing
(2002/02/04)
Fu Manchu

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最近、なんだか「サイケ」「サイケ」と連呼している記事ばかりでしたので、初心に戻ってFu Manchuです。

ここを見ているひとにいちいち説明するのも大変野暮なお話ですが、Fu Manchuは爆走砂埃系砂漠ロックの親玉。爆走一本で通して来た彼らの転換期にあたるアルバムです。

ファズの効いたラフなサウンド、うねる低音、あってないようなメロディ、ぼんくら趣味、低いIQ。今でもFu Manchuといえばすぐに思い出されるのはそういったスタイルですが、2002年リリースのこのアルバムでは、そのスタイルが若干変化を遂げています。一言で言えば大変ヌルくなっている、ということ。プロデュースにマット・ハイドを起用したこともあってか、音像はクリアになり、キャッチーで覚えやすいメロディが登場。ミドルテンポの曲が大半をしめ、もはや爆走ロックンロールの鬼という趣きではなくなっています。そのため、このアルバムはあまり人気がないようですが、全編を通して流れるおおらか馬鹿な空気がむちゃくちゃに気持ちが良いため、ディスコグラフィの中では一番聴き込んだ作品です。ゆったりとした滑り出しから、キャッチーなサビで聴き手を引きずり込む1曲目から、セルフカバーや伝統的な爆走ナンバーを挟みラストはインスト、という作りは金太郎飴であることをやめた、という意味でも新機軸。なお、音の印象がヌルくなったとはいえ、ジャケを見れば分かるように漢っぷりは相変わらず。むしろ余裕が出て男っぷりが上がってるんじゃないか、と思います。このアルバムを最後にドラムのBrant Bjorkは脱退してしまいましたが、彼のソロワークにも通じるリラックスしたムードも感じられるまったり具合。ある意味でストーン度はかなり高いです。

アルバート・ハモンドの「カリフォルニアの青い空」を聴いた当時の日本人たちは、ああ、カリフォルニアは空が青くて雨が降らないのか、いいとこなんだろうなぁと漠然と思ったはずですが、私は「California Crossing」を聴いては、ああカリフォニアって(ry とぼんやり憧れを抱いています。空が青くて雨が降らないうえに、イカしたクルマとホットな水着ギャルです、この世の天国かもしれません(私はもちろんギャルより水着のお兄ちゃんの方が好ましいですが)。そういったアメリカ像は今や妄想やおとぎばなしの類いなのかもしれませんが、『こいつら、マジで「絵に描いたようなカリフォルニア」の住人なんだな…』と思わせる、説得力ある能天気っぷりが魅力の1枚です。
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Wino「Punctuated Equilibrium」

posted at : 2009-01-24 (Sat)

Punctuated EquilibriumPunctuated Equilibrium
(2009/01/20)
Wino

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Scott 'wino' Weinrich御大のWino名義での1stアルバム。普通ならここでざっとキャリアを説明するのがレビューの常ですが、そんなもんは必要ねぇやな。ここ見てる人には、ワイノって誰?なんて言わせないぜ。

と、いうわけでめでたくSouthern Lordからリリースされたワイノ御大初のソロアルバム。ドラムにClutchのJean Paul Gaster、ベースにREZIN(所謂オルタナ系の美メロバンドのようです)のJon Blankを従え、おっさんが弾きまくり歌いまくる!ワイノがソロ名義でアルバムを出す、と耳にした人の全てが想像する音、まるでそのままだ!多少ブルース色が強まってはいるけれど、基本的に新機軸とかまるでなし!だからと言って、マンネリ化しているわけでもなく、非常に高水準かつ高純度のドゥームロックをかましてくれていて、私としては鼻血が止まりません。

王道というべきか裏道というべきか、絵に描いたようにアメリカンドゥームロックしてるオープニングトラックや、ワイノの大きな特徴の一つであるハードコア気質全開で疾走する2曲目、うってかわってオールドスクールドゥームの遅さを堪能させてくれる5曲目、オヤジ声がなくともギターだけでワイノっぷりが炸裂するインストナンバーなど、徹頭徹尾ワイノ印。特に、ミステリアスな雰囲気のインスト2曲をイントロ代わりに展開するラスト「Silver Lining」は、ベーシックなナンバーながら、後半火花を散らして弾きまくるバーストっぷりが堪らない本作のハイライトとなっています。

長いキャリアの中で様々なバンドを渡り歩いては伝説を作ってきた彼の、集大成的な1枚とも言えますが、同時にここから「もいっかい!」な気迫にも満ちあふれており、もうすぐ50になるってのにその豪腕っぷりというかドゥーム馬鹿一代っぷりには本当に頭が下がります。裏ジャケの御大近影も大変に悪いおやじっぷりが格好宜しく、老若男女めろめろになること間違い無しです。年はこういうふうに取りたいですな。

Vitus再結成、Shrinebuilder始動とソロ以外の活動も盛り上がりつつある2009年、ドゥーム/ストーナーファンは御大のモチベーションの高さに感謝しながら過ごす一年となりそうです。

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Orange Sunshine「Fakir」

posted at : 2009-01-15 (Thu)

fakir.jpg Orange Sunshine「Fakir」(2008)

Leaf Houndからのリリースと来日公演である意味一世を風靡した、オランダのOrange Sunshineの300枚限定7インチシングル。

あいも変わらず、ばっきばきにひしゃげて歪んだ音が強烈。アルバムでも耳に気持ちのよかったギターの歪みっぷりは、とてもじゃないが21世紀に録音されたものとは思えない。よれる瞬間がめちゃくちゃ痺れます。表記がないのでどちらがA面でどちらがB面なのかはわからないのですが、両面ともミッドテンポのヘヴィブルース。2曲ともガレージ色の強い、1枚目の爆裂っぷりを彷彿とさせるストレートに格好良いナンバーに仕上がっています。サイケな感触は(2枚目などに比べ)あまりは強くないけれども、どう考えても真人間じゃないヤクザな音はいつも通り、の好盤です。

なんか気付かないうちに昨年リリースされていたのですが、実際はいつごろの音源なのかよくわかりません。新録でいいのでしょうか。アルバムの噂などもとんと聞かないのですが、このシングルのおかげでちょっとハマりなおしてしまいましたので、また表舞台に出て来て欲しいものです。

http://3voor12.vpro.nl/speler/ondemand/34754319
2007年のRoadburnの音源がまるっと聴けます。↑の曲もやってんな…

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Queen Elephantine「Surya」

posted at : 2009-01-14 (Wed)

surya.jpg Queen Elephantine「Surya」(2008)

ニューヨークの若きサイケデリックロックバンド、Queen Elephantineの1stフルアルバム。元々は香港で結成されたバンドらしい(wiki)。Sons of Otisとスプリットを出していたので、名前をご存知の方も多いと思います。アマゾンで取り扱いがないのでATHにて購入。

煙たさはストーナーのそれ、重たさと遅さとダークさはドゥームのそれですが、全体の印象は大変にダウナーなサイケ。それはもう全5曲、65分の最初の一音から最後の一音まで素晴らしいまでのダウナーっぷり。弛緩しきった音にはDead Meadowと同種の覇気のなさが感じられ、人としてだいぶアウトな感じがして非常に好ましいです。シンプルなリフワークを重い音で繰り出すベース、スロー且つタメを効かせたドラム、あまり前に出て来ないが独特な音をならすギター、それに被さるお経系ボーカル。サイケとは言えども、スペーシーな浮遊感といったものは乏しく、ずるずると地を這いずり回るようなリズムが心地よいが、忍び寄るようにひっそりと鳴らされる線の細い寄れたギターサウンドが時折美しさを感じさせるのもよし。ああ、今日は家で一日寝間着のままぐずぐずしてよう、とか仕事いきたくないよう、という時には最適。脳がゆるんで嫌なことも何もかも思考停止致します。

今をときめくサイケ寄りのストーナーといえばもっぱらEarthlessですが、あちらの高テンションっぷりとは対極な、完全に陰性のダウナーサイケでした。凄いのが出て来てしまいましたねぇ。こいつらも今からときめくに違い在りません(いなもとのこういう予言は当たらないが)。

http://queenelephantine.clfrecords.com/

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メモ

posted at : 2009-01-12 (Mon)

職場の有線がクラシックロックチャンネルだと、まさしく「ずっと俺のターン!」状態ないなもとです。今日はパラノイドがかかって超ご機嫌でした。

なんかニュース的なものとか。

おそらくこの世のヘヴィロックファン全てが心待ちにしている……と言ったら言い過ぎですが、とにかくわたくしのような人間はみんな楽しみで楽しみで仕方がないスーパープロジェクト、Shrinebuilderのレコーディングがだいたい終わったとかなんとか。スコット・ケリー先生のブログでチェックだ!あと、マイスペースにはメンバーの集合写真があがっていました。改めて見ると、とってもヤクザなメンツですね。
http://weburnthroughthenight.blogspot.com/
http://www.myspace.com/shrinebuildergroup


MOS GENERATOR(とTHE SWINOSという知らないバンド)の人がやっている、大変地味なブルーズロックバンド、Stone AxeのセルフタイトルがRoadburnのレーベルより近いうちに(いつだ)リリース予定。激シブ&地味で個人的にはかなり堪らない感じなので、クリームのカバーをやってる7インチを購入予定でしたが、うっかりAll That's Heavy便に混ぜ忘れましたorz ちなみに、最初はErik LarsonのAxehandleが新譜を出すのかと勘違いしていたのは内緒だ!
http://www.myspace.com/stoneaxe

地味といえばこっちも地味且つ大好きなバンド、ValisのアルバムプレビューがFacebook経由で上がっています。
http://www.valisrocks.com/


【今日聴いたの】

Microminiature LoveMicrominiature Love
(2003/07/22)
Michael Yonkers Band

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1968年リリース。えらく病的なガレージサイケ。尻の座りが悪い不快感が癖になる不味いアルバム。ガレージのばきばきした音と、ぐにゃぐにゃ歪んだサイケ感が大変にグレートでございますことよ。

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Morgen「Morgen」

posted at : 2009-01-08 (Thu)

MorgenMorgen
(2008/05/12)
Morgen

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あけましておめでとうございます。年末年始はこればかり聴いていました。

ギター/ボーカルのスティーヴ・モーゲンが中心になって結成された、NYのヘヴィサイケバンド、Morgenの1969年にリリースされた唯一のアルバム。

ムンクの「叫び」を配した頼りないジャケに同調するかのような、ネコ撫で声のナイーヴなボーカルと、(曲によっては)ソフトロックっぽい曲調は本来私の苦手とするところですが、そこに絡むファズの効きまくったギターとのバランス感覚が素晴らしく、どっぷりハマれます。そのバランス感覚というのも「バランスが良い」というのではなく「ぶっ飛んだバランスで成り立ってる」。歪んだギターが炸裂するガレージ風のハードなオープニングチューン。キッチュにも思えるメロディも相まって、ららら~というコーラス部分が最早女声に聴こえる2曲目。手数の多いドラムもソロがあったりなんかして、地味に良い味を出しています。

どの曲もどこを切ってもアシッド感たっぷりなのはいうまでもありません。この奇妙な味わい、おそらくモーゲンさん(たち)はレコーディング時にはこってりとキマってらしたんだと思いますが、実際はかなり確信犯なのかもしれません。5曲目の「Purple」はジャーマンサイケ的のノイジーなギターがひとしきり唸ったかと思うと、一転してGSというかラウンジなポップチューンに。ちなみに私はこの冒頭のギターを聴いて、期待に心躍らせました。そして予想外の展開に椅子から転げ落ちました。がっくりはしたものの、なんというか、この人を食ったノリがたまらなくもある名盤です。

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